【テクニック】通塾のための3つの下準備
通塾準備のテクニック・コツ
予科生となり、通塾を初めて3か月がたちました。
通塾する際に、授業に向けた細かな準備をしておくと子供が学習するうえでスムーズに授業に入れる。
また、授業中も集中力が途切れることなく取り組めるような下準備が必要であることがわかりました。
今気づいて実践していること以外にもあるのかもしれませんが、ひとまず現状行っている通塾のための下準備をご紹介します。
テキストの下準備
日能研の予科生のテキスト(教科書)では、前期後期と2つに分かれています。
各10章から構成されていて、前期1章~10章、後期11章~20章といった章立てです。
国語、算数を同様に章立てがわかれているのですが、授業開始時の様子を思い浮かべてください。
「今日は15章から始めます」と講師が言い、授業に入ると思いますが・・・。
講師が話し始めても、パラパラと15章を探す子供。
15章を子供が探している間も、授業は進みます・・・当然です。
やっと見つけた15章ですが、次に今講師が話をしている箇所を探します。
毎度授業で、このスタート地点探しを行っていた場合どうでしょうか?
1回の授業5分かかったとします。
月4回の12か月分で計算すると、240分の学習遅延となります。
しかも1教科で240分となる計算です。
予科生は、国語と算数なので合計で480分の学習遅延。
本科生になると、理科、社会が加わります。
さらに480分の学習遅延が追加されます。
本科生では年間960分ですので、16時間の学習遅延となります。
この学習遅延を回避するための工夫として、「テキストへの見出し付け」をしてあげてください。
下の様に見出しを付けます。
なぜテキストの上に付けているかというと、本棚にしまうときに側面に見出しを付けると折れてしまうため上に付けてください。
こうすることで、講師からの「今日は15章から始めます」という言葉にすぐに反応できるはずです。
1冊5分~10分もあれば見出し付けは出来てしまいます。
10分工夫で240分の学習遅延が無くなると考えると、やらない理由は無いですよね。
ノートの下準備①
以前も「【中学受験】日能研流ノート術」で書きましたが、ノートは余白を活用することがとても重要です。
あらかじめノートの下段もしくはサイドに、余白として線を引いておきます。
授業内でのポイントや講師からのコメントを書き留めておくスペースを確保しておくことで、テキスト以外の情報を積極的に書き留めることが出来ます。
次の章でも話しますが、余白を利用した準備も行うことが出来るので余白の効率的な使い方は早いうちから身に着けておくと良いと思います。
ノートの下準備②
余白の他に準備として実施しておきたいことが、次のポイントです。
1)日付(●月●日)
2)題名(タイトル)
3)項目(第1問、第2問・・・)
これらの項目を前日もしくは、遅くとも塾の授業前には事前にノートに記載しておきます。
この事前準備をすることで、テキストとリンクさせたノートが出来上がります。
テキストの問題や項目ごとの情報記載個所をリンクさせることで、何をどこに書いたのかわからなくなることが避けられます。
この工夫をすることで、授業の振り返りがとても楽になります。
何度か授業レビューで書いていますが、子供が持って帰ってくる情報は本当に謎が多いです。
(謎の授業内容・・・)
【中学受験】2021年2月日能研授業レポート2W(小2・予科生)
少しでも解読しやすい環境を作っておく必要があります。
ちょっとした工夫や準備で、子供の学力につながる補填が出来ることがわかりました。
明日からでも、是非初めて見てください。
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