国語力 -学力テストで必要となる問題を正しく読み解く力-
幼稚園・保育園・幼児教室から小学校にステップアップすると、本格的に学びのための授業『勉強』が始まります。
そして、小学校で行われるのが、学力テストです。
学力テストで重要となってくるのが以下の2つです。
・問題を正しく読み解くための『読解力』
・文書を読む力・文章を書く力の『国語力』
学力テストでは、①国語力の読む力で文章を読み、②読解力で正しく情報を読み取り理解し、③国語力の文章を書く力で答えを書き出します。
学力テストでは、この一連の流れで答えを出すため、読解力と国語力の2つの力が必要となります。
間違えた問題を、子供にやり直しさせる際に大人が問題文を読んで要点を伝えると、正しい答えが出せることありませんか?
この場合、答えを出すための情報や力は持っているが、その力を発揮するための問題の理解が正しくできていないため、間違えた答えを導き出してしまうのだと思います。
まず初めに、『読解力』について見てみましょう。
問題を正しく読み解くための読解力とは
読解力とは
読解力は、国語の授業のみで必要となるものではありません。
社会科では、地図やグラフに対して長文の説明が記載されています。
算数では、計算問題以外に文章問題があります。
理科では、実験のための前提条件や結果の状態を理解しないと正しい答えに辿り着けません。
読解力とは、全ての科目において必要となる力と言えます。小学校等で、授業についていけなくなる子供の大半が、この読解力の力不足によるものであると言われています。
読解力は学力の本質
小学校低学年において、必要となる読解力の本質を見てみましょう。
低学年では、物語を読んだり文章を読んだりした場合に、子供たちの理解した結果に違いが出ます。
この違いは、主に読解力の差により物語や文章から得らえる情報量の違いによるものです。
日常生活での読解力の差においては、生活自体にさほど大きな影響は出ません。
しかし、国語のテストやその他文章問題では、この読解力の差は学力の差として顕著に表面化してきます。
つまり、学力の根底にあるのは、この読解力であると言っても過言ではないでしょう。
読解力の向上方法
学力の根底である読解力は、どのように向上させられるのか?
向上方法として重要とされているのが、物語また文章の読み聞かせと言われています。
長時間の読み聞かせ、長文の読み聞かせは必要ありません。
毎日10分程度の読み聞かせで十分です。
長編の物語であれば、物語の内容のキリが良いところで止めても問題ありません。
また、キリが良いとこで止めることにより子供は、その先の物語の展開を想像します。
続きが気になる子供であれば、自分で続きを頑張って読もうとします。
子どもの自主性も引き出す効果もあっておすすめです。
読み聞かせ以外にも、家庭内での子供との会話がとても重要です。
身の回りで起きていること、学校での出来事などを聞いてみるのも良いでしょう。
どんなことがあったのかを聞いてみると、子供は頭の中でその時のことを思い返します。
この出来事を思い返す作業がとても重要で、事象の把握や理解につながり出来事自体を読み解くステップになります。
結果的に、読解力の向上につながることになります。
次に、学力テストで重要となるもう一つの、文書を読む力・文章を書く力の『国語力』について見てみましょう。
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