学習力育成テスト攻略

日能研の塾内で、クラス分けや順位付けに使われている学習力育成テスト
5年生や6年生になると、このクラス分けによって学習内容が変化してきます

難関校・上位校を目指すのであれば、なるべく上のクラスに入る必要があるでしょう
テスト結果をもとに、塾内で定期的なクラス替え(アップ・ダウン)や教室内での席順変更が行われます

学習スタイルや子どもの性質によって、対応策は数多あると思いますがひとつでも順位を上げるための工夫や対策は常に考えておきましょう

きっちりポイントを理解して、定期サイクルで行われる学習力育成テストに向けて準備をしておくことで、塾内での順位向上や学力向上につながるはずです
ぜひ確認しておきましょう

学習力育成テストは、範囲のあるテストになります
その月・その週に学習した学習範囲が、そのままテストとして出題されます

つまり、重要な学習ポイントは「復習」になります
特に日能研の学習スタイルでは、予習よりも復習に力を入れています
そのため、最低でも2回復習を回すようにします

ちなみにクラスの上位者の話では、概ね皆さん2回復習を回しているそうです

逆に言うと、復習による学力定着では2回復習を回す必要があると理解しておきましょう、1回では足りないと覚えておいてください
2回複数を回すことを日々の学習のスタンダードにできれば、学習力育成テストの攻略のひとつはクリアです

復習では、復習範囲を定めておくと効果的です

日能研の授業はひとコマでも、そこそこのボリュームがあります
親がざっと見返すだけでも、15分から30分程度は必要になりますので子どもにとっては相当な物量になることが見込まれます

1回目の復習では、そこそこ時間かかるでしょうけれど、2回目の復習は効率よくスピードもあがるのですが
そこは子どもなので、1回目x2倍の時間がかかると考えてしまうので、後ろ向きになり進捗はあまり良くないです
ここは、鼓舞しては2回目は早く終わることを本人に分からせてあげられると、取り組む気持ちも変わってきます

復習範囲でのポイントは、基礎問題はすべて取ることを目的に考えて復習するようにします

最後に、学習時間です
じっくり問題に向き合ってもらいたい思いもあるのですが、考える続けて時間を浪費するわけにも行きません
でも考えないのもいかがなものかと

ということで、5分ルールを適用します
すぐに回答が出せない問題に出会って、考える時間が必要になった場合タイマーを押します
この手のコントロールは、学習用タイマーを利用すると便利なのでおすすめです
学習タイマー

5分経っても答えにたどり着けなかった場合、飛ばして次の問題に進む
もしくは、親に声を変えてもらうようにします
そうすることで、考えても絶対に答えにたどり着けない問題への無駄な時間ロスを減らせます

考える事のできる時間配分もしっかりと身に付けておかないと、テスト中に熟考モードに入りそれ以降の答案用紙が驚きの白さになってしまうケースもあります
そうなったときの悲惨さは、想像に易いと思います

復習が重要なのは、理解いただけていると思いますが
通塾以外に習い事もやっていると、復習時間の確保ってとても難しいですよね
当然ですが、平日は小学校への通学もあれば宿題もあります

夜遅くまで勉強させると、子どもの成長への影響も気になります

そこで3つの学習タイミングで、学習効率の良い科目や分野を行うことで無理なく学習します
3つのタイミングは、朝・学校からの帰宅後・夜寝る前です
シンプルに朝勉・夕勉・夜勉としておきましょう

朝勉では、学校に出るまでに1時間の学習時間を確保します
朝勉に適している学習内容は、計算問題です

眠った頭のエンジンをかけます
熟考する問題をやらせると、睡魔がぶり返してくるので朝勉ではひたすら計算して答えを出す作業に近い学習を行います

そうすることで、計算力を向上させつつ眠気が覚めてきます

夕勉では、学校から帰ってきてからの学習時間の確保になります

子どもによっては、学校での楽しかったテンションを持ち帰ってくるので、まずはクールダウンが必要です
朝勉で頭にエンジンをかけて、学校で息抜きしつつリフレッシュ状態で返ってきます

計算・漢字以外の復習問題を夕勉では行います
およそ1時間から1時間30分くらいの時間を確保できれば十分です

夜勉では、就寝時間を意識しながら物量をコントロールする必要があります

学習の定着は、睡眠時に行われるとも言われています
そのため、夜勉の時間では漢字や暗記物に力を入れた学習を行います

30分程度の学習時間で、漢字・暗記物をサクッと行って寝ている間に定着させます

この3つの朝勉・夕勉・夜勉のサイクルを平日回せれば、しっかり復習時間を確保できるはずです

復習用の学習ノートの作成はとても重要です

さぁ復習してねと言われても、白紙のノートに分厚いテキストを持ち出し復習を始めるのはとても気が重いものです
間違いなく、学習準備だけで大量のロスタイムが発生してもったいない状態になります

そこで、復習用の学習ノートがロスタイムを削ってくれます

準備はとても簡単ですので、ぜひ試してみてください
1.復習回のテキストをコピー 
2.テキストの問題部分を切り取り 
3.復習用ノートを準備し、切り取った問題を貼り付け

こうすることで、復習ボリュームも一目瞭然ですし復習を始めるのも復習用の学習ノートを取り出すだけという手軽さ
そして、問題と回答を1冊のノートに集約することで、振り返りも効率的になります 

学習ポイント、時間の使い方、復習用ノートの3つを行って、学習力育成テストを攻略しましょう