書き写しの正しい方法3ステップ

学力の強化や、日々の学習に取り入れて欲しいのが書き写しです

何かを覚えるとき皆さんはどのような工夫をしていますか
ひたすら声に出す、心で復唱というのもありますが、最終的には書いて覚えるというのが一番効果的な方法に落ち着きますよね

目で見て、頭に一度入れて、手を使って書き出す
さらに言葉に出すことで、口を使って、耳で聴く事ができます

1.目で見る(インプット)
2.頭にいれる(インプット)
3.手で書く(アウトプット)
4.口に出す(アウトプット)
5.耳で聴く(インプット)

1回のアクションでインプットとアウトプットを複数回繰り返す学習方法は、とても効率が良く効果的な学習方法になります
本来なら、アウトプット多めのほうが学習には向いていると言われているのですが、この際十分でしょう

3つのポイントですが、学習時間は短いにこしたことはないです
そのため、短時間の学習にするためには、学習を効率的に最大効果を得られる方法で行う必要があります

そして、書き写し題材も重要です
手当たり次第文章を書き写せば良いというわけではありません
文章としての正しさや構成また、表現や語彙の増強も期待したいので、題材は吟味します

しっかりと基本ステップを踏んでいけば抜群に効果が発揮できるので、日々の学習にしっかり取り入れていきましょう

学習塾に通塾していると公文組が4年生の頃は、頭角を表してきます
先取りをした公文の教育は、入塾時のスタートダッシュにはとても効果を発揮します

ただ5年生になると、公文貯金が切れてくる子が出てくるようで、つまづき始めるポイントがが文章読解力だと言われています

小学生のすべてと言っても過言ではない、学力停滞期の根源は「文章読解力不足」のようです
そのため、この文章読解力を身に着けておくことで、学力停滞を避け学力アップに結びつけられます

また、読解力強化は同時に語彙力強化にもなります
多くの言葉を理解し、インプットすることで言葉を見つけ理解し語彙を吸収する事ができます
更に言うと、多くの漢字にも触れることができるのでやらない理由がありません

書き写しは、多くの効果が得られる学習方法であることが理解いただけたかと思います

どのような教材で書き写し学習をしたら良いのか
もちろん何でも良いわけではありませんので、軽く触れておきましょう

日能研にあがる前の準備段階として、ガウディアに通塾経験がある方はガウディアの教材はおすすめです

子供新聞の中に、「天声こども語」と「よみとき天声人語」の2つがありますが、こちらも良いです
天声人語 & 天声こども語
参考URL:「天声人語」「天声こども語」書き写し 体験版配布中! ― お知らせ (asahi.com)

天声人語・天声こども語は、書き写し用のノートも提供されているので活用してみるとよいです

読売KODOMO新聞であれば、書き写し学習教材として利用しつつ社会情報を学習することもできます

子ども向けの新聞であれば、理解しやすい表現と言葉で書かれているだけでなく、時事問題の対策にもなります

書き写しは、正しい方法で進めることで効果を最大限に発揮します
無駄を最大限省いて、効率の良いステップで書き写しを行うと良いです

重要なポイントは、読むということですが乱読では効果を得られません
読書にもテクニックがあります

小学校の宿題で、音読の課題が出されることがあるかと思います
場合によっては、毎日の宿題として音読の課題が出されます
その場合、読み終わったあとに 「どんな内容だったか要約して教えて」 と伝えてみてください

断片的な単語だけの説明だと、それは乱読になっている可能性があります
また要約をする習慣をつけておくことで、早いうちから要約スキルも鍛えられます

では、どのような読み方が良いのかと言うと「精読」もしくは「熟読」と呼ばれる読み方になります
精読・熟読を意識することで、読書の質が飛躍的に上がります

熟読・精読をすることで、細かな情報や正確な表現がインプット情報として入ってきます
正しいインプットができていないと、正しいアウトプットができません

つまり、効果的な書き写し学習には、正しい読書スキルがとても重要になります

最後になりましたが、3つのステップを整理しておきます

ステップ1:精読・熟読による正確なインプット
ステップ2:文章要約の習慣
ステップ3:目・頭・口・手・耳の五感を使った書き写し

書き写しは多くの学習要素を含んだ勉強法なので、ぜひ取り入れてください